ガウディ×井上雄彦に2回行ってきたので比較と感想[神戸・六本木]

美術館 投稿日:2015.4.6  更新日:

ガウディ_井上雄彦1

建築家・アントニ・ガウディと漫画家・井上雄彦のコラボレーション展は東京、金沢、長崎、神戸、仙台、計5都市を巡回する巡回展です。ガウディの資料約100点と井上雄彦の描き下ろし約40点が時空を超えて交差しています。 この5都市の内、2014/7/12~9/7開催の六本木展と、2015/3/21〜5/24開催の神戸展に行ってきたので、その比較と感想とを書いてみようとおもいます。

展示の感想

当然ガウディは亡くなっているので、作品の内容はガウディと井上雄彦が対等の立場で交差するのではなく、井上雄彦からガウディへの一方通行という印象でした。 井上雄彦側の展示物は、ガウディの生き様や思想を読み取り、それを漫画や絵として表現していて、その展示には感銘を受けましたが、これはどうしようもないことですが、ガウディ側の展示物は建造物や構造の紹介ばかりで、これは学生時代建築学生だった自分にとっては教科書にのっている内容だったのであまり真新しいものはありませんでした。 私はもう少し井上雄彦よりの内容ほうが楽しめたと思いましたが、もっとガウディの内容のほうを深堀りして欲しいと思う人もいたかも知れません。そういう意味では今回の展示の内容がちょうどバランスがとれていたのかもしれません。 どちらにしても、世界の三大巨匠であるアントニ・ガウディとコラボして、すんなり受け入れられる井上雄彦は本当にすごい漫画家なんだなーと改めて実感しました。

ガウディ_井上雄彦2

六本木展と神戸展を比較して

結論から言うと、圧倒的に六本木展のほうが良かったです。これには先に行ったのが六本木展だからとか、遅い時間まで開館しているからとか、六本木周辺には多数美術館があり、街もお洒落なのでどっぷり芸術につかれるからといったような私的見解も含まれますが、単純に展示内容が異なりました。 展示内容というより演出でしょうか。六本木展では「Mediarium (メディアリウム)」という技術が採用されていて、床と壁合わせて12台のプロジェクターを連動させ、モノクロのモザイクタイルがいつの間にか空間全体に広がり、鮮やかに色づいていくという、ガウディの建築に豊かな色彩が取り込まれた時代を表現する演出が施されていました。井上雄彦氏の描くモザイクタイルのカメや魚が飛び出し、床や壁を自由に行き来する演出には、子どもたちがカメに乗って遊んだり、腕や服に映して楽しむカップルの姿が見られましたが、神戸展ではこの演出が見られませんでした。

ガウディ_井上雄彦3

これは森アーツセンターギャラリーに限ったことではなく、[森美術館]でも、[21_21 DESIGN SIGHT]でも、[東京都現代美術館]でも、最近行った東京のモダンな展示会では、必ずといっていい程こういった“演出”が施されていました。作品とは直接関係ないものだったりするので、邪魔だと感じる人もいるとは思いますが、コアなファンを狙ったものでなく、大衆をターゲットとする展示会では、今後こういった演出がスタンダートになるかもしれません。

 

グッズ

みなさんは展示会に行ったときにグッズは購入しますか? 私は学生時代はポストカードだけで我慢してたのですが、最近は必ず図録を買うようにしています。それを本棚にコレクションしていき、芸術好きな友達を作って一晩中語り合うのが私の夢です← 逆に絶対買わないものも決めています。ボールペン・キーホルダー・空気の器です。Tシャツはたまに買います。 今回は図録の他にちょうど欲しかったのでマウスパットを買いました。 お気に入りです♪

ガウディ_井上雄彦4ガウディ_井上雄彦5

 

google広告

google広告

この記事を書いた人:

おすすめ記事

「ティムバートンの世界(大阪)」の感想と「ティムバートン風のポケモン」

グランフラント大阪北館のナレッジキャピタルで2月27日から4月19日まで開催されている「ティムバートンの世界」へ行ってきました。 この企画展は2009年にニュー …